30秒で分かる結論

iPhoneの「探す」やAndroidの「現在地の共有」機能を使うと、家族や友人と自分の位置情報をリアルタイムで共有できます。旅行中の待ち合わせや、家族の見守りには便利な機能ですが、一時的に共有した相手への共有を解除し忘れているケースは少なくありません。GoogleとAppleは、それぞれの公式ヘルプページで、共有中の相手を確認し、個別に共有を停止する手順を案内しています。

まず初めに

待ち合わせのために一度だけ共有した位置情報、あの後ちゃんと止めただろうか。共有ボタンを押す瞬間はみんな覚えているが、共有を止めるボタンの存在は、たいてい忘れられている。気づけば元恋人や、もう会わなくなった友人に、今日どこで昼ご飯を食べたかまで筒抜けになっているかもしれない。※個人の感想です

位置情報の共有とは何か

スマートフォンの位置情報共有機能は、自分がいる場所の情報を、指定した相手にリアルタイムで伝える仕組みです。Googleアカウントには「現在地の共有」機能があり、パソコン・Androidのいずれからでも、共有する相手や共有する期間(1時間、共有をオフにするまでなど)を選んで設定できます。iPhoneには同様の機能として「探す」アプリがあり、家族や友人との間で位置情報を共有できます。

これらの機能は、待ち合わせや、家族の見守り、旅行中の安否確認など、便利な用途で使われる一方、共有を開始したこと自体を忘れてしまい、必要がなくなった後も共有が続いているケースがあります。

iPhoneでの確認・停止方法

Appleのサポート情報によると、iPhoneで位置情報の共有相手を確認・停止する方法はいくつかあります。「探す」アプリを開き、「自分」タブから、自分の位置情報を共有している相手の一覧を確認できます。共有を止めたい場合は、「設定」アプリから自分の名前(Apple ID)をタップし、「位置情報の共有」の項目を開くと、共有中の相手を個別に選んで停止できます。

また、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」からは、位置情報を共有している相手や、アプリごとの位置情報アクセスの許可状況をまとめて確認できます。誰かに位置情報を共有していることを忘れていた場合、この画面から見つけて解除することができます。

Androidでの確認・停止方法

Googleのアカウントヘルプによると、Androidスマートフォンやパソコンから「現在地の共有」の設定を管理できます。共有中の相手を確認するには、Googleアカウントの設定にある「現在地の共有」の項目を開き、共有しているユーザーの一覧を確認します。共有を止めたい相手が見つかったら、その相手の名前の横にある操作から共有を停止できます。

Androidの設定アプリからも、「位置情報」の項目にある「Google 現在地の共有機能」から、同様に共有中の相手を確認し、個別に共有を停止することができます。すべての共有をまとめて一時停止する設定も用意されています。

初心者が知っておくべきこと

「位置情報の共有」と、地図アプリなどが使う「現在地の利用許可」は、似ているようで別の設定です。「現在地の利用許可」は、そのアプリが自分の位置情報を使えるかどうかの許可であるのに対し、「位置情報の共有」は、特定の相手に自分の位置情報を継続的に見せる設定です。共有をやめたい場合は、アプリの許可ではなく、共有相手の一覧から該当する相手を探して解除する必要があります。

共有した相手が増えるほど、誰にいつまで共有していたかを忘れやすくなります。定期的に共有相手の一覧を見返す習慣をつけておくと、不要な共有を放置してしまうことを防げます。

よくある質問

Q. 共有を止めたことは、相手に通知されますか。

Google・Appleいずれの公式ヘルプページにも、共有停止時に相手へ通知が届くかどうかについての明記は確認できませんでした。心当たりがある場合は、直接その旨を伝えたうえで共有を停止すると、無用な誤解を避けやすくなります。

Q. 家族と共有している位置情報も、同じ方法で確認できますか。

はい。iPhone・Androidいずれの場合も、家族との位置情報共有かどうかにかかわらず、同じ設定画面から共有中の相手を確認・解除できます。

IT Postの見方

IT Postでは、位置情報の共有機能そのものは、待ち合わせや見守りに役立つ便利な仕組みだと評価する一方、「共有を始める操作」に比べて「共有を止める操作」が分かりにくい設計になっている点には改善の余地があると考えます。特に、人間関係が変化した後も位置情報の共有が残り続けるリスクは、深刻なトラブルに発展しかねない問題です。プラットフォーム側には、共有中の相手を定期的に利用者へ通知するなど、解除忘れを防ぐ工夫がもっとあってよいとIT Postは考えます。

今後どうなりそうか

位置情報の共有機能は、家族の見守りサービスなどとあわせて、今後も利用が広がっていくとみられます。IT Postでは、GoogleやAppleの設定画面に変更があった場合には、あらためて取り上げます。