もう少し詳しく
ダークウェブとは、GoogleやYahoo!のような通常の検索エンジンには表示されず、専用の匿名化ソフトを使わないとアクセスできないインターネットの領域のことです。通信経路を何重にも暗号化して利用者の身元を特定しにくくする仕組みが使われており、匿名性の高さから、不正に入手した情報のやり取りの場として悪用されることがあります。
どこで使われるか
サイバー攻撃を行うハッカー集団は、盗み出したとする企業の内部データを「リークサイト」と呼ばれるダークウェブ上のページに掲載し、身代金の要求や関与のアピールに使うことがあります。セキュリティ企業や捜査機関は、こうしたダークウェブ上の動向を監視することで、被害の実態把握や攻撃者の特定につなげています。
身近な例
IT Postでこれまで取り上げてきた不正アクセス事案の中にも、攻撃者を名乗る集団がダークウェブ上のリークサイトで犯行を主張し、盗み出したとするデータを公開したと報じられたケースが複数あります。ただし、攻撃者側の主張には誇張や虚偽が含まれる可能性があり、企業側が公式に事実として認めていない情報も少なくありません。
注意点
ダークウェブへのアクセス自体が直ちに違法というわけではありませんが、そこでやり取りされる情報の多くは、不正に入手されたものや、違法な取引に関するものです。一般の利用者が興味本位でアクセスすることにはリスクが伴うため、むやみに近づかないことが賢明です。自分の情報がダークウェブ上に流出していないか気になる場合は、専門のセキュリティサービスや、契約しているサービス提供元からの通知を確認するとよいでしょう。
