もう少し詳しく

アクセス制御あくせすせいぎょとは、コンピューターシステムやサービスにおいて、利用者やプログラムが「何にアクセスできるか」「何を操作できるか」を、権限に応じて制限する仕組みのことです。正規の権限を持つ人だけが、必要な範囲の情報・機能にアクセスできるようにすることで、情報漏えいや不正操作を防ぐ役割を持っています。

どこで使われるか

アクセス制御は、企業のシステムやクラウドサービス、スマートフォンのアプリなど、あらゆる場所で使われています。例えば、社内システムで部署ごとに閲覧できる情報を分けたり、スマートフォンのアプリごとにカメラやマイクへのアクセス可否を設定したりするのも、アクセス制御の一種です。

身近な例

クラウドストレージの共有設定で、特定の相手だけにファイルの閲覧・編集を許可する機能も、アクセス制御の身近な例です。ソフトウェアの脆弱性の中には、本来はアクセスが制限されているはずの機能に、権限のないアプリやユーザーがアクセスできてしまう「アクセス制御の不備」が原因になっているものもあります。

注意点

アクセス制御の設定は、必要な人に必要な範囲の権限だけを与える「最小権限の原則」に沿って行うことが基本とされています。権限を必要以上に広く与えたままにしておくと、アカウントの乗っ取りや設定ミスが起きた際に、被害の範囲が想定より大きくなってしまう可能性があります。